バイバイお母ちゃん。



cyanP。


MMD杯無冠の王者が本選に間に合ったと聞いてすっ飛んで見ました。
オカミキシリーズの生粋の一ファンとしての感想を申し上げます。
脅威のマイリス率でしたけど、自分的にはそれほどのインパクトなく見終わりました。
ってか、意図は分からなくもないですけど、なーんで本選に予選のシーンを入れなかったかなーって、やっぱりなりますね。
興味ある人で予選動画をあとから見る人もあるでしょうけど、本選しか見ない人ももちろんいるわけですから。
たしかにこの物語はおかんとミキミキの物語で、やよいは、時々ヤヨイの扱いです。
けど、あれが有るのと無いのじゃ、このエピソードの真意が伝わらないんじゃないでしょうか。って思います。



予選のシーンは、シリーズ屈指の名シーンと誰もが言うでしょう。
いつかオカミキが、ディレクターズカットの完全版ともいうべき今までのを一本に編集して、映画館で上映したら・・・。
あの「あこちたる」は鳥肌モノで涙腺かて崩壊することでしょう。
方言を使った演出も秀逸です。
あの時代。栄光の80年代。若い子も方言がつい出ちゃうって時代をうまく表現してます。
流行に敏感でナウな言葉を使いたがるあのミキが、妹に厳しく命令した後にやさしくお国言葉で言うのです。


「あこちたる」


聞いたこと無い方言ですけど、「あこ」は赤ちゃんの「あこ」やろか。
cyanPのこだわりというか、現在あるものでも当時無いものは使わないですけど、逆にこういう今の若い子らしくないものを効果的に使ってくるとズルいです。


本選動画だけを見ますと、やっぱり最初の1分で世界に入り込ませる技量と、魂入った動き、小ネタ。
素晴らしいです。
でも、この動画だけ見て伝えたいことがすべて伝わるかって言われると不完全で。
今までのおかんとミキミキの関係が分からなければ、間違った捉え方もされそうです。
それが不安で心配です。
だからこそ、せめてやよいに言った「お姉ちゃんは地球を守る。おまえはお母ちゃんを守れ」はカットしてはいかんかった思います。


ぜひディレクターズカットの完全版を作ってくださいまし。


おしまい。